世界遺産 WORLD HERITAGE

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国名 世界遺産名 イメージ ひとこと
カンボジア
Cambodia
アンコールの遺跡群
Angkor

世界遺産にふさわしい、とんでもない規模と芸術性を持った遺跡群です。
世界中のみんなに、この遺跡のすごさを理解してもらって、きっちり保存していかなければと思います。
毎日、盗掘、崩壊が続いています。
ミャンマーMyanmar
バガン遺跡群
Bagan
  世界三大仏教遺跡と言われています。
パゴタ(仏塔)が建ち並んでいる様は、まさに壮観です。
仏教信仰の厚い国で、まだ現役の遺跡群と言えるでしょう。
民主化が遅れていたため、2019年にやっと世界遺産に登録されましたが、残念ながら、保存状態は、あまりよくありませんでした。
その後、また軍事政権に戻ってしまったため、今後も懸念されます。
ラオス
Laos
ルアン・パバーンの町
Town of Luang Prabang
昔の町がそのまま残ったという感じの、のんびりした美しい町です。
フランス人が、仏教文化と亜細亜の町並みのすばらしさを理解して、町並みを保存してくれたことは、ラッキーでした。
珍しく町ごと世界遺産に指定されています。
インドネシア
Indonesia


 
ボロブドゥールの仏教寺院群
Borobudur Temple Compounds
カンボジアのアンコール、ミャンマーのバガン(政治的理由もあり世界遺産には指定されていない)とともに、世界3大仏教遺跡と言われています。
ボロブドゥールは、今は、イスラム化したインドネシアにおいて、かつて仏教(ヒンドゥ教と共に)が隆盛を極めたころの巨大遺跡です。
この壮大な仏教立体曼荼羅は、世界中で、間違いなくNO1です。
プランバナンのヒンドゥー教寺院群
Prambanan Temple Compounds

ボロブドールからそう遠くないところにあるヒンドゥ教の巨大遺跡です。ボロブドゥールと同時期の遺跡と考えられています。
アンコールワットと同様の巨大な祠塔を有しています。その力強さは、仏教とは異質なものです。
バリ州の文化的景観:トリ・ヒタ・カラナの哲学を表現した
スバックシステム
Cultural Landscape of Bali Province:
the Subak System as a Manifestation of the Tri Hita Karana Philosophy
   2012年に新たに登録された世界遺産です。
一度、家族旅行と行っただけですが、自然、宗教、文化、すべての面で魅力的な島でした。
この世界遺産は、その中で、サンスクリット語のトリ・ヒタ・カラナ、神と人・人と人・人と自然という三者の調和を重視するバリ・ヒンドゥの哲学を評価したものです。
スバックは、バリの水利組織で、棚田景観もその哲学に裏支えされて維持されてきました。
フィリピン
Philippines
フィリピンのバロック様式教会
Baroque Churces of the Philippines
フィリピンにある4つのバロック様式の教会が、世界遺産に指定されています。
その中で、最も古いのは、マニラにあるサン・アングスティン教会で、1571年にマニラに築かれました。
マゼランがスペインによるフィリピン占領を宣言したのが、1521年ですから、いかに古いかがわかります。
タイ
Thailand
スコータイと周辺の歴史地区
Historitc Town of Sukhotai and Associated Hisotric Towns
アンコール王国からタイが初めて独立した時の都です。
仏像も多く残っており、当時の仏教に対する信仰の深さがうかがえます。
落ち着いた雰囲気のすばらしい遺跡です。
アユタヤと周辺の歴史地区
Historic City of Ayutthaya and Associated Historic Towns
スコータイの次にタイの都となった町ですが、ビルマ軍にかなり破壊されており、残されているものは残念ながら少ないです。
当時の繁栄が輝かしかった分、その後の破壊も激しかったということでしょうか。
バンコックからも近く、日帰りで、さらっと見ることができます。
山田長政の活躍でも有名な町です。
ベトナム
Vietnam


  
ハ・ロン湾
Ha Long Bay

がんばれば、ハノイから日帰りで見れる景勝地です。
石灰質であるため、奇岩が海にそそり立っています。鍾乳洞も多数あり、すばらしいです。これらの島々は、龍の背中にたとえられました。
桂林の海版と言ってもいいかもしれません。
元の時代、元軍がここに攻め入ってきたのを、海中に杭を立てて、船の侵入を防いだという伝説があります。
3回訪れましたが、そのたびにコースが違って、楽しめました。
ハノイ-タンロン古城遺跡中心地区
Central Sector of the Imperial Citadel of
Thang Long-Hanoi

 
   現在のハノイ中心近くにあるベトナム歴代王朝の城が築かれていた地区です。
発掘により、何層もの遺跡が見つかっています。
中国に近く、その影響も、感じられます。
11世紀から19世紀まで、タンロンとして、その後、ハノイに名を変え、現在まで、ベトナムの政治の中心となっています。
地下には、ベトナム戦争時代の北ベトナム軍の本部も残されています。
2010年に世界遺産に指定されました。
チャンアンの景観関連遺産
Trang An Landscape Complex

  
  2014年に世界遺産に指定されました。
 陸のハロン湾とも呼ばれる紅河デルタ南部のカルスト地形です。
手漕ぎの船で、巡ります。
河ですが、流れが緩やかなので、ほとんど湖のような感じです。
行った時は、キングコングの映画の撮影直後で、ロケの跡がまだ各所に残っていました。
途中、寺院なども見ることができます。
マレーシア
Malaysia
マラッカ海峡と歴史的都市群
Melaka and George town, histroic cities of the straits of Malacca
マラッカは、元々マラッカ王国でしたが、交通の要衝であり、ポルトガル、オランダの植民地となり、独自の文化が築かれました。
中国人と、マレー人との、文化の交流から生まれた独自の雰囲気のある街でもあります。
シンガポールからは、日帰りで行くこともできます。
シンガポール
Singapore
 
シンガポール植物園
Singapore Botanical Gardens
 
   2015年に、シンガポール初の世界遺産に登録されました。
シンガポール在住時代、何回か行きましたが、場所もオーチャードから近く、シンガポールらしい、南国の花が咲き乱れます。
特に、中にあるラン園は、様々なランが生み出されていて、日本の皇室にちなんだ名前も、命名されています。
建国50周年に合わせての登録となり、シンガポール国民も大喜びしていると思います。
インド
India

  
タージ・マハル
Taj Mahal

モスクと思いきや、亡くなった后のために建てられた廟です。ムガル帝国5代皇帝のシャー・ジャハーンがその后であるムムターズ・マハルのために建てたものです。
相似形(シンメトリー)の美しさはもちろん、壁に埋め込まれた貴重な石、庭園等細部にいたるまで異常なほどの完璧な美しさです。
アーグラ城
Red Fort in Agra

タージ・マハルからそう遠くないところにある巨大な城で、ムガル帝国時代の代表的な遺跡です。
タージ・マハルを建てたシャー・ジャハーンは、晩年、ここに幽閉され、タージ・マハルを眺めながら泣き后を思ったといいます。
東洋というよりは、西洋チックです。
赤い城の建造物群
( Red Fort Complex )

赤い砦とも、ラールキラーとも呼ばれる、オールドデリーにある城。
17世紀に、タージ・マハールを建てた皇帝のシャージャハーンが居城として築いたお城です。
オールドデリーの中心にあるので、訪れやすいです。
クトゥブ・ミナールとその建造物
Qutb Minar and its Monuments,
Delhi
デリー郊外にある、ムガル帝国の権力を象徴する塔です。
イスラム教が、ヒンドゥ教に勝利したことを記念して建てられました。
近くには、未完に終わった塔や、インド最古の鉄塔などが残っています。
塔に刻まれた模様も、イスラムそのものです。
デリーのフマユーン廟
Humayun's Tomb in Delhi

タージマハルの原型になったと考えられている、デリー市内にあるフマユーン王の廟です。フマユーン王の后が建設しました。
やはり、相似形になっていて、赤と白のコントラストも美しいです。
カジュラーホーの
建造物群
Khajuraho Group of Monuments


   10世紀から12世紀頃建てられた、巨大な建造物群です。
かつては、80を超える寺院があったと言われますが、現存しているのは、25か所です。
ヒンドゥ教と、ジャイナ教の寺院がありますが、何といってもその特徴は、ミトゥナと呼ばれる官能的なレリーフ群です。
豊穣祈願が込められていると考えられていますが、あまりのおおらかさに、驚かざるをえません。
 サンチの
仏教建築物群
Buddhist Monuments at Sanchi

   ボパールの近郊にあります。
インド古代史上、最初の統一国家であるマウリヤ朝のアショカ王が、紀元前3世紀に、インド各地にストゥーパを建立しましたが、その内の3基が、サンチに残っています。
仏塔の四方にトラナと呼ばれる鳥居のような門があり、その浮彫群もすばらしいものです。仏塔を取り巻く欄干にも、多くの浮彫が施されています。
インドの仏教遺跡の中でも、もっとも古い貴重な遺跡と言えるでしょう。
ビンベットカの
ロックシェルター群
Rock Shelters of Bhimbetka

   ボパールを挟んで、サンチの反対側にあります。
原始人が住んでいた洞窟群で、4万年前から、2000年前まで、使用されていたと考えられています。
赤や、白で描かれた壁画が多いですが、一部、彩色のものもあります。
動物たちや、当時の人間たちのデザインも、すばらしく、あまり有名ではありませんが、サンチを訪れたら、是非寄りたい世界遺産です。
エローラの石窟寺院群
Ellora Caves

エローラは、ムンバイから、車でも飛行機でも行ける距離にある石窟群です。
仏教、ヒンドゥ教、ジャイナ教の石窟がとなり合わせになっており、それぞれすばらしいですが、特にヒンドゥ教のものは、巨大で、見るものを圧倒します。
岩山を掘り下げることによって造られました。
アジャンターの石窟寺院群
Ajanta Caves

アジャンタは、19世紀に発見された仏教遺跡ですが、その壁画の美しさは、筆舌に尽くしがたいものです。
エローラに近いので、セットで訪れることができます。
高温多湿のインドで、これだけのものが残されたというのは奇跡に近いですし、そこに描かれた内容は、まさにタイムカプセルと言えるでしょう。仏教の源流が見事に残されています。仏教遺跡の中では、はずせない場所ではないでしょうか。
岡倉天心は、この像を見て、これが法隆寺壁画の源流だと思ったそうです。敦煌の菩薩像にもつながります。
エレファンタ島の石窟寺院群
Cave Temples at Elephanta

ムンバイから、船で一時間ほどのエレファンタ島にあるヒンドゥ教遺跡です。
破壊されているものも多く、見るべきものは、数窟に集中しています。結構大きいのでびっくりします。
チャトラパティ・シヴァージー・
ターミナス
Chhatrapati Shivaji Terminus
(formerly Victoria Terminus)

ムンバイの終着駅で、私が訪れた時は、まだ、ヴィクトリア・ターミナス駅と呼ばれていました。
堂々としたゴシック建築で、イギリスの植民地支配の象徴です。今も一日300万人の乗降客があります。
2004年に世界文化遺産に登録されました。
マハーバリプラムの建築と彫刻群
( Group of Monuments at Mahabalipuram )

チェンナイ(旧名マドラス)の南56kmにある7~9世紀のヒンドゥ教遺跡。
南インド独特の文化が見られ興味深いです。
石窟、岩石寺院、レリーフなど見どころ満載ですから、チェンナイに行く機会があったら、是非立ち寄りましょう。。
インドの
山岳鉄道群
Mountain Railways of India
ダージリン・ヒマラヤ鉄道に乗りました。1881年に、イギリス人が、作ったもので、世界最古の登山鉄道の一つです。
元は、茶葉の輸送のための鉄道でした。
今も現役で、Toy Train としても、親しまれています。
ブッダガヤの
大菩提寺
Mahabodhi Temple Complex at Bodh Gayas

ブッダガヤは、お釈迦様が、悟りを開いたところです。
厳しい苦行で悟りが開けなかったお釈迦様は、ブッダガヤで7週間の瞑想をし、悟りを開き、仏陀になりました。
仏教四大聖地の一つであり、世界各国から、信者が訪れます。
ビハール州ナーランダーのナーランダー・マハヴィハーラ考古遺跡
Archaelogical SiteBihar

 
   かつて、10,000人規模の仏教の学校があったところです。
5世紀のグプタ朝時代に大学ができたとされますが、7世紀には、玄奘三蔵が学び、多くの経典を中国に持ち帰ったことでも知られます。
12世紀頃、イスラム勢力により、破壊されましたが、今も大規模な遺跡を見ることができます。
ヴィクトリアン・ゴチックとアールデコ
The Victorian and Art Deco Ensemble of Munbai
 
  ムンバイは、インド最大の都市ですが、その発展は、16世紀のイギリス領時代からで、かつては、ボンベイと呼ばれていました。
1995年にムンバイの名前に戻りました。
英領になる前は、ポルトガル領で、小さな島々を埋め立てて、島にして、大陸につなげてできました。
植民地時代にできた建造物が多く残り、街の中を移動する際、自然と立派な建造物を目にすることができます。
2018年に世界遺産に指定されました。
ネパール
Nepa
l
カトマンズの
渓谷
Kathmandu Valley

ネパールの首都カトマンドゥ盆地には、マッラ王朝時代、3つの王国がありました。
当時の宮殿や、寺院が今も残り、町全体が独特の雰囲気を醸し出しています。
ヒンドゥ教と仏教が混じり合った不思議な世界が広がっていました。
仏陀の生誕地
ルンビニ
Lumbini, The Birthplace of the Lord Buddha

ルンビニは、お釈迦様の誕生地です。
マヤ夫人が、カピラ城から、実家へ向かう途中、沙羅の樹の下で、右脇から、お釈迦様を生んだといいます。
アショカ王の石柱が発見されたことで、この地がルンビニと確定されました。
スリランカ
Sri Lanka

古代都市
シギリヤ
Acient City of Sigiriya
シギリヤは、5世紀頃、ごく短期間、狂気の王カッサバが都にした岩山都市ですが、その構造や、描かれた壁画などから、その文化水準の高さを想像することができます。
その異様さでも、印象に残る遺跡です。
古代都市
ポロンナルワ
Acient City of Polonnarwa
10世紀頃から、スリランカの首都だった町です。貴重な仏教遺跡が数多く残ります。
中でもこのガル・ヴィハーラの仏像群は、すばらしいものです。
聖地
アヌラーダプラ
Sacred City of Anuradhapura
スリランカの最初の都と考えてられています。
インドから仏教が伝わったころの遺跡、言い伝えが多く残っていて、仏教の源流に触れられる思いがします。
ダンブッラの
黄金寺院
Golden Temple of Dambulla
ダンブッラは、数百年に渡って築かれた仏教石窟群です。
やや他のスリランカの遺跡に比べ新しいですが、スリランカの人々の仏教に対する思いが感じられる遺跡です。
聖地キャンディ
Sacred City of Kandy
スリランカがイギリスの植民地になる前の都です。京都を思わせる美しい町です。
スリランカの古都を渡り歩いてきた仏歯が納められている仏歯寺が中心となっています。
中国
China

 
万里の長城
The Great Wall
とんでもない規模の遺跡です。
北方の騎馬民族である匈奴から国土を守るために築かれた壁ですが、よくもまぁ造ったなぁという感じです。
北京から、日帰りで、見学することができます。
北京と瀋陽の明・清王朝皇宮
Imperial Palaces of the Ming and
Qing Dynasties in Beijing and
Shenyang
紫禁城は、中国の宮殿の中でも最大規模のものです。今は、博物館化してますが、当時の中国王朝の権力を思い知らされます。
ラスト・エンペラーの映画を見た時から、是非行きたかったところでしたが、その後、何度かいく機会に恵まれました。
頣和園
Summer Palace,
an Imperial Garden in Beijing
清王朝末期の西太后が、国の金をくすねて造ったとされる、庭園です。
これも、湖あり、山あり、御殿ありのとんでもない規模です。
中国王朝の権力の大きさを、ここでも思い知らされます。
天壇
Temple of Heaven,
an Imperial Sacrificial Altar
in Beijing
アメリカ・フロリダ・オーランドのエプコットセンターの中国のテーマ館にもある、中国を象徴する建物です。
明・清の時代、皇帝が豊作を祈願した祭壇です。
この公園も広大で、全部見るのはたいへんです。
周口店の北京原人遺跡
Peking Man Site at Zhoukoudian
北京原人の化石は、第二次世界大戦のドサクサの中、行方知れずになりましたが、遺跡は、世界遺産に指定されしっかりと保存されています。
博物館もあり、当時の発掘のすごさがわかります。
始皇帝陵と兵馬俑坑
Mausoleum of
the First Qin Emperor
始皇帝陵とその近くにある兵馬俑坑は、当時の秦の始皇帝の権力の大きさと、当時の文化水準の高さを思い知らせてくれます。
特に兵馬俑坑は、2000年以上も埋もれていたのが、1974年に発見されたもので、今、目の当たりにできることは、奇跡的とも言えます。
敦煌の莫高窟
Mogao Caves
中が撮影禁止でお見せできないのが残念ですが、すごい仏教遺跡です。
嘘じゃありません。
乾燥地にあったことと、イスラムの支配下にならなかったことが、この遺跡が残された大きな理由のようです。
今は、飛行機で手軽に行けますが、遺跡保護のため、見学は、研究員兼ガイドのコントロール下になります。
シルクロード:長安=天山回廊の交易路網
Silk Roads: the Routes Network of Chang'an-Tianshan Corridor 
   2014年に新たに世界遺産に登録されました。
シルクロードは、これまでも莫高窟など、世界遺産に登録されていましたが、改めて、カザフスタン、キルギスの部分も含めて、シルクロードとして、登録されました。
中国内の一部にしか行けてませんが、やはり、その起点である長安は、シルクロードの起点にふさわしいグローバルな大都市でした。
張騫、玄奘などの活躍は、まさに、当時の東西を結ぶ大事業であったわけです。
青城山と都江堰水利(灌漑)施設
Mount Qincheng and
the Dujiangyan Irrigation System
漢時代の治水工事の遺跡ですが、よく当時これだけの工事をやったなと感心させられます。
世界遺産としては地味ですが、蜀の旧都である成都に行かれた時は是非寄りましょう。
ラサのポタラ宮の歴史的建築群
Historic Ensemble of
the Potala Palace, Lhasa
ラサのポタラ宮は、まさに天空の宮殿です。富士山の頂上ぐらいの標高に、このお城があるのです。
見た者を圧倒します。
今は、飛行機の便もあり、秘境ではなくなっていますが、政治的な理由から、自由な旅行はできません。
黄龍の自然景観と
歴史地区
Huanglong Scenic and Historic Interest Aria
四川省の標高3000m以上の高地に広がる3000を超える数の湖沼群。
石灰質を多く含む水質のため、沈殿したところは黄色の龍に見え、水は青く輝く龍の鱗のように見えるため、黄龍という名がつきました。
九寨溝の渓谷の
自然景観と歴史地域
Jiuzhaigou Valley Scenic and Historic Interest Area
四川省の北西部にある渓谷。
渓谷(溝)に9つのチベット族の村(寨)があることからこの名がつきました。
大小100を超える湖が連なっており、その美しさは、筆舌に尽くしがたいものがあります。
蘇州古典園林

Classical Gardens
of Suzhou

 
   2015年2月に訪れました。
1997年と2000年の2度に渡って、蘇州の9か所の庭園が、世界遺産に指定されました。
宋代、元代、明代、清代と、長い間に作られた庭園群で、江南地方の豊富な水を利用した池を配しているのが、特徴です。
個人の趣味で置かれたもので、その規模の大きさ、美しさには驚かされます。
マカオの歴史地区
Histric Centre of Macao

香港の西65kmにあるマカオは、マカオ半島と、タイパ・コロアン島からなる1999年までポルトガル領であった地区です。
東洋と西洋が溶け合った街並みは『東洋のモンテカルロ』と称され、30箇所ものが建物、地域が世界遺産に指定されています。
中国南方カルスト
South China Karst

 
   雲南省昆明にあるカルスト地形です。
2007年に世界遺産に指定されました。
驚かされるのはその巨大さです。
大石林、小石林地区からなりますが、30mぐらいの無数の岩がそびえ立ち、その広さも、巨大です。
途中、カートを使いますが、それでも、効率よく回らないと、見どころを回り切れないでしょう。
韓国
Korea

昌徳宮
チャンドックン
Changdeokgung Palace Complex
1405年に、第3代国王の太宗が離宮として、創建。
豊臣秀吉の壬辰の役で、大部分が焼失しましたが、その後、復旧され、一時期王宮としても使用されたこともあります。
王宮部分と、秘苑と呼ばれる庭園部分からなります。
専門ガイドさんが、丁寧に内部を説明してくれます。
宗廟
チョンミヨ
Jongmyo Shrine

朝鮮王朝の歴代の王、王妃が祭られている霊廟。
1394年創建。
毎年5月の第一日曜に、盛大な祭礼が催されます。
石窟庵と仏国寺
ソックラムとブルグクサ
Seokguram Grotto and Bulguksa Temple

慶州のシンボルとも言える古刹。
新羅時代の751年に創建されました。
1593年の壬辰倭乱で、ほとんど焼失しましたが、再建されました。
仏国寺の建築群、石窟庵の仏像など、見事というしかありません。
慶州の歴史地域
Gyeongju historic Areas

慶州は見所が多いですが、古墳が多くあることでも有名。
天馬塚は、天馬のデザインの白樺の皮から作られた鞍が発掘されたことからその名がありますが、その他にも、豪華な副葬品が発掘されており、この天馬塚の中や、ソウルの国立博物館に展示されています。
八萬大蔵経板の納められた伽耶山海印寺
ヘインサ
Haeinsa Temple Janggyeong Panjeon, the Depositories for the Tripitaka Korean Woodblocks

海印寺は、内陸の伽耶山の中腹にある三大名刹の内のひとつ。
蒙古軍の襲来を受けた際、国を守るために彫られた経版が納められていますが、その数何と8万枚。
通風や湿気がコントロールされた蔵に納められており、今もしっかり、当時からの方法で保存されています。
水原華城
スウォンファソン
Hwaseong Fortress

1793年に朝鮮王朝22代王が父の陵を当地に移した際、遷都を計画し、建設された城郭。
今も生きている都市であり、現在再建が進められてます。
当時のものがあまり残っていないという点では、異色の世界文化遺産かもしれません。
日本
Japan
           
古都奈良の文化財
Historic Monuments of
Acient Nara
何度か行きました。
2005年夏には、バス一日ツアーで、東大寺⇒元興寺⇒春日大社⇒法隆寺⇒薬師寺と回りました。
飛鳥の里が、日本の源流に触れられる場所として一番面白いかもしれません。
今もいろいろな新発見がされています。
法隆寺地域の仏教建造物
Buddhist Monuments
in the Horyu-ji Area
法隆寺は、日本で、一番歴史のあるお寺と言っていいのでしょう。
建物といい、中の仏像といい、よくぞこれまで、残っていたなと思わせる逸品ぞろいです。
聖徳太子一族の鎮魂のための寺という説もあるようです。これだけの木造建築が残ったというのも、奇跡に近いのではないでしょうか。
何度訪れてもすばらしい空間です。
紀伊山地の霊場と参詣道

Sacred Sites
and
Pilgrimage Routes in the
Kii Mountain Range
2007年5月に初めて高野山に行きました。
高野山は、空海が、平安時代に、真言密教の根本道場として開きました。和歌山県の山奥にあり、山上には、伽藍が立ち並び、神秘的な雰囲気を保っています。
平安時代から、武士の時代を経て、近代と、1200年に渡り、信仰を集め続けています。
空海の偉大さを、改めて、体感しました。
古都京都の文化財 
(京都市、宇治市、大津市)
Historic Monuments of Ancient Kyoto
( Kyoto, Uji and Otsu Cities)
何度か行きました。
2005年夏には、バス半日ツアーで、金閣寺⇒清水寺⇒銀閣寺と回りましたが、奈良、京都は何度行ってもいいところです。
最近は、外人観光客が増えて、道の渋滞が激しくなってきたのが、気になります。
姫路城
Himeji-jo
学生時代に一度行ったきりです。
ただし、小学生時代に、プラモデルを造ったことがあり、構造は熟知していた?ので、中を歩いていてもよくわかったのを覚えています。
規模や、美しさから言えば、日本一の城と言ってもいいのではないでしょうか。
大修理も終えたので、また訪れたいと思っています。
厳島神社
Itsukushima Shinto Shrine
学生時代に一度行った切りでしたが、2018年に再訪しました。
海の青と、鳥居の朱色のコントラストが美しいです。
広島から、手軽に行けます。
石見銀山遺跡とその文化的景観
Iwami Ginzan Silver Mine and its Cultural Landscape
2007年7月に世界遺産に指定されました。
2010年4月に訪れましたが、新緑が美しく、古い町並みや、銀山への遊歩道散策も合わせて、総合的に楽しめます。
日光の社寺
Shirines and Temples of Nikko
日光には、何度か行きましたが、自然、文化ともにすばらしい所だと思います。
ここも、何度訪れてもいいところです。
白川郷、五箇山の合掌造り集落
Historic Villages of
Shirakawa-go and Gokayama
学生時代一度行った切りでしたが、2013年に、たぶん34年振りに訪れました。。
当時白山スーパー林道が開通したばかりで、その終点が白川郷でした。
2度目は、高速使って、すぐ行けました。
世界遺産に指定されて、外国人のお客様も増えましたが、しっかり村が保存されていて、ほっとしました。
琉球王国のグスク及び関連遺産群
Gusuku Sites and
Related Properties of
the Kngdom of Ryukyu
沖縄には何回も行きました。
守礼門を初め、昔の建物がずいぶん復元されていました。
ところが、2019年に燃えてしまい残念です。
沖縄は、日本、中国の中間にある島として、独特の文化、生活習慣を持っていました。
南洋の島との共通点もあり面白いです。

I Okinawa !!
原爆ドーム
Hiroshima Peace Memorial
( Genbaku Dome )
学生時代に訪れましたが、その後も、何度か訪れることができました。
学生時代、インパクトがあったのを覚えていましたが、世界遺産に指定され、核の拡散が、懸念される中、その存在は、ますます重要になっています。
外国人の見学者が多いことは、うれしいことです。
知床
Shiretoko
学生時代に一度行ったきりです。
気ままなドライブ旅行でしたが、でこぼこ道をひいこら行って、知床大橋にたどりついたら、熊が出るということで通行禁止になっていました。
何のために橋を架けたのでしょうか。
でも、このような規制のおかげで、世界遺産に指定されるほどの自然が残せたのかもしれません。
平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群
Hiraizumi-Temples, Gardens and Archaeological Sites Representing the Buddhist Pure Land
東日本大震災の後、2011年6月に、2回目のチャレンジで、登録されました。
「夏草や兵どもが夢の跡」
中尊寺、毛越寺など藤原三代が築いた北の都の寺院や、庭園跡が残ります。
源義経をかくまったため、源頼朝に滅ぼされてしまいました。
中学2年の修学旅行で初めて訪れましたが、その後も、何度か行きました。
富士山-信仰の対象と芸術の源泉
Fujisan, sacred place and source of artistic inspiration
 
  2013年にやっと世界遺産に指定されました。
自然遺産としてではなく、文化遺産としてになりましたが、言われてみると、そちらの方がふさわしかったかもしれません。
数えきれないくらい見てはいますが、まだ頂上まで登ったことはありません。
そろそろ 登っておかないと、体力的にきつくなるかな?

日本を象徴する山として、ふさわしい美しい姿を、変わらず見せてくれます。
我が家の近くの神社からの、夕陽のシルエットはすばらしいです。
富岡製紙場と絹産業遺産群
Tomioka Silk Mill and Related Sites
  
   2014年に世界遺産に指定されました。
明治5年(1872年)に、官営製糸場として創業開始。
フランスの最新技術を導入した、日本の殖産興業政策と象徴する工場で、1987年まで生糸を生産し続けました。。
明治初期の工場が、これだけ残されているのは、奇跡と言えるでしょう。
明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業
The Sites of Japan's Meiji Industrial Revolution:Iron and Steel, Shipbuilding and Coal Mining 
   2015 年に、韓国とすったもんだした上で、指定されました。

この韮山反射炉は、江川さんという先進的な代官様が、江戸末期、黒船来襲に備える大砲のための鉄を作るために建設した、反射炉です。
オランダの技術で作られたといいます。

ここで、作られた大砲は、お台場に設置されましたが、使用されることはありませんでした。
ル・コルビジュエの建築作品
ー近代建築運動への顕著な貢献ー
The Architectual Work of Le Corbusier, an Outstanding Contribution to the Modern Movement
  
   2016年に、クーデター未遂事件直後、トルコの会議で、指定されました。

20世紀の近代建築運動に多大な影響を及ぼした一人であるル・コルビュジエ作品群です。
指定されたのは、7ヵ国、17作品。亜細亜では、唯一、上野の国立西洋美術館(1959年3月竣工)が含まれています。
これまで、何度も足を踏み入れてながら、そんな貴重な建築であったことなど、知る由もなく。
東京都内の、唯一の世界遺産ともなりました。
白神山地
Shirakami-Sanchi
   
  1993年、日本最初に世界遺産に指定されましたが、なかなか訪れる機会がなく、2019年、青森旅行の機会にやっと訪れることができました。

青森県と、秋田県にまたがる巨大な森林地帯ですが、訪れることができるのは、そのほんの一部です。

ブナの原生林が広がり、マイナスイオンを、体いっぱいあびることができます。
 「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群
Sacred island of Okinoshima and Associated Sites in the Munakata Region
  
   2017年に、世界遺産に指定されました。

沖ノ島には、限られた人しか入れませんが、そこでの出土品はは、宗像大社の宝物館で見ることができます。そのほとんどが国宝に指定され、海の正倉院と呼ばれます。

宗像地域は、かつて、朝鮮半島と日本列島をつなぐ窓口になっていたところで、古代より、多くの言い伝えが残されています。
古代史好きの私は、何度か訪れました。
 百舌鳥・古市古墳群
ー古代日本の墳墓群ー
Mozu-Furuichi Kofun Group: Mounded Tombs of Ancient Japan
  
   2019年に、世界遺産に指定されました。

この古墳群も、古代史好きの私は、何度か訪れた場所です。
そのほとんどが、宮内庁の陵墓参考地に指定され、入ることができませんが、その巨大さは、ピラミッド、始皇帝陵と比較しても、引けをとりません。
4世紀後半から、5世紀後半に、作られました。
歩いて回ると、ちょっとしたハイキング気分。
奈良には、それ以前に作られた古墳群がありますが、ここも、山の辺の道など、ウォーキングコースになっています。
長崎と天草地方の
潜伏キリシタン関連遺産
Hidden Christan Sites in the Nagasaki Region
  
   学生時代、九州一周ドライブ旅行をした時に1回訪れました。
江戸時代、禁教令の中、信者のみで、キリスト教を守りぬいたことを評価して、2018年、世界遺産に指定されました。
2021年1月に行く予定でしたが、新型コロナでキャンセルし、2021年5月に行きました。その時も、多くの施設がクローズでしたが、外からは、一通り見ることができ、ユニークな長崎の歴史の一端に触れることができました。
北海道・北東北の縄文遺跡群
Jomon Archaeological Sites in Hokkaido, Northern Tohoku
   
  縄文時代については、近年大きな見直しがされ、我々が学生時代に習った姿とは大きく異なる、長く続いた、豊かな時代だったことが明らかになってきました。
2019年6月に、それを代表する遺跡である三内丸山遺跡を訪れました。
その生活水準の高さに、目を見張りました。
奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島
Amami-Oshima Island, Tokunoshima Island, nortern part of Okinawa Island, and Iriomote Island
    
  沖縄諸島には、若い頃、毎年行っていました。
何と言っても海がきれい。
そして、そこに住む、魚、生き物たちの、個性があふれています。
沖縄本島には、何度も行きましたし、その他の島も、たくさん巡りました。
西表島には、一度石垣島から足を伸ばして行きました。
島の奥の方には、立ち入れないものの、沖縄諸島の中でも、一番自然が残されています。
人間の営みも、のどかで、ゆったりとした時間が流れていました。
また訪れたい島です。